

耐圧防爆形ホイストクレーン
塗装工場、化学工場などで使用出来ます。
爆発性ガスを使用する工場ではクレーンに限らず、標準電気品は使用できません。耐圧防爆形クレーンをご利用ください。
※耐圧防爆構造
耐圧容器内での爆発を前提とし、それに耐える構造にした方式
※耐圧防爆構造
耐圧容器内での爆発を前提とし、それに耐える構造にした方式

耐圧防爆構造の表記例
「構造規格(日本の規格)」・・・d2G4
「技術的基準(国際規格)」・・・ExdⅡBT4X
日本で販売されている防爆形ホイストは上記のような表記がされています。どちらも耐圧防爆構造であり同等の性能で同等の環境で使用出来ます。
防爆の規制について
日本における防爆の規制は2つ
(1)防爆電気機器の構造規格(1969年 労働省告示第16号)
元々、日本にはこの規格しか無かった。古くから耐圧防爆構造に対応してきたメーカーは、こちらの規格で検定を取得している。
「d2G4」と表記されている製品はこちらの構造規格(日本の規格)によるものである。
(2)技術的基準(1988年 労働省通達第208号、改正1996年 労働省通達556号)
海外製品を受け入れるために国際規格(IEC)を基に追加された。新しい製品は、国際規格に整合した技術指針2008、国際整合防爆指針2015の指針に沿って検定を取得しており、今後はこちらが主流となる。
「ExdⅡBT4X」と表記されている製品は「技術的基準」(国際規格)によるものである。
(1)防爆電気機器の構造規格(1969年 労働省告示第16号)
元々、日本にはこの規格しか無かった。古くから耐圧防爆構造に対応してきたメーカーは、こちらの規格で検定を取得している。
「d2G4」と表記されている製品はこちらの構造規格(日本の規格)によるものである。
(2)技術的基準(1988年 労働省通達第208号、改正1996年 労働省通達556号)
海外製品を受け入れるために国際規格(IEC)を基に追加された。新しい製品は、国際規格に整合した技術指針2008、国際整合防爆指針2015の指針に沿って検定を取得しており、今後はこちらが主流となる。
「ExdⅡBT4X」と表記されている製品は「技術的基準」(国際規格)によるものである。
危険場所の各種別に適応する防爆構造の種類
準拠規格
|
防爆構造の種類
|
使用に適する危険場所の種類
|
|||
0種場所
|
1種場所
|
2種場所
|
|||
ゾーン 0
|
ゾーン 1
|
ゾーン 2
|
|||
構造規格
(日本の規格) |
本質安全防爆構造 i
|
〇
|
〇
|
〇
|
|
耐圧防爆構造 d
|
×
|
〇
|
〇
|
||
技術的基準
(国際規格) |
本質安全防爆構造 Ex ia
|
〇
|
〇
|
〇
|
|
本質安全防爆構造 Ex ib
|
×
|
〇
|
〇
|
||
耐圧防爆構造 Exd
|
×
|
〇
|
〇
|
耐圧防爆の表記比較
[構造規格]
日本の規格 |
防爆の規制
|
[技術的基準]
国際規格 |
||
d2G4
|
表記
|
ExdⅡBT4X
|
防爆を示す記号
|
Ex
|
防爆機器を示す記号
|
||
d
|
耐圧防爆構造
|
防爆構造の種類
|
d
|
耐圧防爆構造
|
機器が使用できる場所
|
Ⅱ
|
鉱山以外で使用する
|
||
2
|
隙間0.4を超え0.6mm以下
|
爆発等級、グループ細分類
|
B
|
最大隙間 0.5を超え0.9mm未満
|
G4
|
機器の最高表面温度
|
T4
|
135℃
|
|
135を超え200℃以下
|
ガスの発火温度
|
135を超え200℃以下
|
||
70℃
|
温度上昇限度
|
95℃
|
||
使用条件
|
X
|
あり
|
